
実は、若かりし頃、東京で数寄屋を造ったりするような会社でお仕事してまして、和室や木造を学ぶとても貴重な経験を積ませていただきました。
それから、随分時間も経ち、同じ道を歩んでいた同朋や先輩もそれぞれの道に進むという状況もありながら、先日たまたま近くに立ち寄る機会があり久しぶりにお会いしてきました。

その方は、この先もうこんな仕事に係わる事もないだろうから、と若い時分に手に入れた書籍の処分を考えていた折に私と会う事となり、わざわざ手渡すためにその本を持参して贈ってくれました。
1冊は、私も既に持っている本ではありましたが、でもその気持ちが嬉しくて本当に心から謝意を述べるとともに、
またいつかは、自分はこの経験を活かしたお仕事をやれるといいなーと改めて考えています。
蛇足ですが
清水一著「私の建築事典」
に因れば吹抜け=openを意味するアッパッパーは英語との事。関東の大工さんが使う現場用語ですがこれまた建築用語にも歴史アリ、ですね。
Commentaires